忍者ブログ

企画用倉庫

Twitter交流企画「パンドラ」/うちの子総出学パロ企画の倉庫。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

椎束 朔太郎





「若い衆は元気が良いのう。オイラも見習うべきかの」
「……臆病なんだろうな、私は。どこまでも」

名前:椎束 朔太郎(しいたば さくたろう)
性別:男
年齢:29
身長:175cm
所属:アルヴァドール王国軍/研究班
一人称:オイラ(私)
二人称:アンタ/貴方(お前)

少々風変わりな話し方が特徴。爺くさいとは言われるものの、自身はどうも癖になってしまっているらしい。
我を忘れた時など、稀に本来の口調に戻ることがある。(無意識な事が多い)
気さくで誰に対しても隔たり無く友好的に対応する。
以前までは職務に対して不真面目でサボリ癖はあったものの、現在では少しづつ改善するように努めているらしい。
本来は割と真面目な性格であり、やや心配性の気がある。
機械の操作や武器の改造が趣味で、戦闘班の方の武器を借りては魔改造、という事も度々やらかしている。(改悪の可能性が高い)
自身が武器として使用している仕込み傘は、自身のお気に入りらしい。
甘い物が好物で、特に和菓子には割と目が無い。色んな人に勧めて布教している。

5年前までは戦闘班に所属していたが、故あって研究班の方へと異動している。
研究班では遺跡と世界の関連性や、レダ事件についても少々調べている。
尚、ゴッドチャイルドであるドロシーの監視役も務めている。

戦闘班から異動した真意はあまり語りたがらないが、過去の親友との決別が原因。
胸の傷はその親友に刺されたもので、朔太郎は敢えて晒している。
最近までは腑抜けていたが、本人は少しすつ前を向き始めている様子。



異能:【無音素行】

自分の気配・足音を消す事が出来る。
一回使用する毎の持続可能時間は1分程度。
使用した時間分の間隔をあければ連続しての使用は可能だが、一日の使用限度は合計30分。
使用限度を超えるとその日は使用する事が出来ず、声はしゃがれた状態になってしまう。
本人が時間外まで使用する事は滅多に無い。

新月の夜には持続可能時間が倍増させる事が可能。



PR

カイム



「アタシはもう負けない。うじうじしないよ」
「隣にいたいんだ、アタシは」

名前:カイム
性別:女
年齢:17
身長:166cm
所属:永久機関/ゴッドチャイルド
一人称:アタシ
二人称:アンタ/君


備考:パンドラ事件後よりラタトスクで生活を送るゴッドチャイルド。
永久機関での実験により両手に包帯を巻いている。

以前までは異能と自分自身を嫌っており、後ろ向きな部分が目立ったが今は少し前向きに考え、行動するように心掛けている。
自分でも学が浅いことを気にしているので、早く大人になりたいとラタトスクで教務部に所属しているヴェリアに教わりながら勉学に励んでおり、割と楽しんでいるようである。
今は「少しでも自分に出来ること」を探しており、何にでも興味を持つ。
が、まだまだ世間知らずなところがある。
同じゴッドチャイルドのライムとは姉と弟のような関係。
以前は故・永久機関研究員のハリエットの事を母のように思っており、ダディ・玖達とも少々気心の知れた間柄。

能力:メール・スピアード
空気における水気を凝縮させて、研ぎ澄まされた刃(or氷の塊)を形成する。
刃の数は大きさによって異なるが、1本から30本まで形成が可能。
形成した刃は指先で自在に操る事ができ、半径10m以内であれば投擲も可能。
湿気の多い場所や池・川などの水溜り、雨の降っている日だとより強い効力を発揮する。乾燥した場所だと少々効力は弱まる。





 

とある正午のお話。






 シュドラクト港にあるワルキューレ研究所近辺の海岸。
 風が当たる場所で一人の青年――シルヴィス・ディリバースが胡坐をかいて座りながら、何やらぶつぶつと独り言を呟いていた。
 手に持っているのは直径3センチの銀色コイン。もうすぐ正午を迎えようとしている昼間ということもあり、頭上の上で照らす太陽の光を反射してキラキラと輝いている。
 それに反して、シルヴィスの表情は曇っている――というよりは、げんなりとした表情が伺える。

「あぁぁっ、もう!また表か……」

 先程から「裏!」「表!」と言いながらコインを弾いて手に戻しては、一喜一憂する行為を延々と行っている。
 シュドラクト港自体少し寂れた港町とは言え、誰かに見られでもしたら何事かと頭を傾げたくなるような行為である。

「いち、にー、さん……十回やって三回か……はぁ」

 コインを右手に握り、左指で成功した数を数えながら、本日何度目か分からない溜息をついた。
 どうやら先程から行っていたのは、コインの表裏を言い当てる訓練のようなものらしい。

 シルヴィスの異能は『ギャンブル・セレクター』。
 今シルヴィスが持っているコインとは別の金色のコインを使い、表裏を言い当てることにより武器の性能を変える、といった能力である。
 使いようによっては戦闘時でも役に立つのだが、現在のシルヴィスでは成功率が五割以下であり、失敗時の代償として頭から毎度水を被っている。(能力の代償もあり、ある程度は水耐性のある素材の服を着てはいるのだが)
 水を被ってしまうはコインの意志を読み取れなかったが故の罰であるらしい。

 ……が、能力に目覚めてから早幾数年。シルヴィス本来の運の悪さも由来するのか、成功率が上がった試しがない。

 このままではワルキューレの戦闘班としてやっていけない、と、こうやって暇のある時に海を眺めながら、別のコインを使って練習をしているのである。

 本日の成功率は十回中三回。
 お世辞にも上手くいっているとは到底思えない。

「何で上手くいかないんだろう……」

 この台詞も最早恒例である。
 シルヴィスはがっくりと肩を落としながら、コインをまた弾く。
 毎回こうやって訓練をしていても、上手くなるのはコインのキャッチの仕方であったり、コインの扱い方だけ。

「何かコツでもあれば……って、分かれば今苦労はしてないな……」

 コインを太陽に掲げながら、コインをまじまじと見つめる。
 本当に、何故自分がこんな能力を授かったのか。

 元々昔から、運はどちらかというと悪い方だった。
 今では少々改善されているものの、不意に水溜りに足を踏み入れて服を濡らすことも日常茶飯事であったし、店先を歩いていたら偶然ながらに店員に水をかけられた、なんて事も――思い出せば思い出すほど、自分には水難の相でも出ているのではないかと疑いたくなる。

「水難の相、か……冗談じゃないな」
「何が冗談じゃないんですか」
「うわぁっ?!」

 突然掛けられた声に、シルヴィスは思わずコインを地面に落とす。
 そのコインを拾いつつ慌てて振り返れば、そこには同じワルキューレの戦闘班である、ルナールとトロイメライの姿があった。

「び…っくりした、脅かさないでくれよ」

 コインをズボンの後ろにあるポケットに仕舞いながら、シルヴィスは二人の方を向いて立ち上がった。
 トロイメライは少し眉を八の字に寄せながら苦笑する。

「すまないな、驚かせる為に近付いたのではないんだ」
「シルヴィスさんがぶつぶつ何か言ってるからでしょ。こっちに気付きもしないで」
「あぁ、いや……申し訳無い、ちょっと練習していたものだから」

 二人から「練習?」と聞かれ、「能力の、ね」と濁らせながら苦笑いする。
 そう言えば、二人は顔を見合わせながら「あぁ」と納得したようだ。
 ルナールとトロイメライには、何度か偶然横にいた際に、失敗時の水を被るという被害を被らせてしまった経歴があるので、想像に易かったのだろう。
 シルヴィスは、ますます申し訳無い気持ちになる。

「成果はあったのかい?」
「残念ながら……」
「まぁ、そんな気はしてましたけど」

 成果あったらそんな顔してませんよね、とルナールに指摘され、シルヴィスは思わず両手で顔を隠す。が、既に無意味である。

「そんな顔に出ているか……恥かしいな」
「君は、心情がなかなか顔に出やすいと思うな」
「そうか……コインの練習だけじゃなくて、表情の練習もした方が良いかもしれないな」
「良いんじゃないですか、百面相が見れそうで」
「ひゃ、百面相……」

 ルナールの言葉にひっそり(部屋で練習していよう……)と軽く心に決めるシルヴィス。
 そんなたわいもない会話もそこそこに、

「そういえば、ルナール君とイメラ君は何故私の所へ?」

 シルヴィスがそう訊ねると、トロイメライが自分の方から時計を取り出す。

「もう正午を過ぎている。そろそろ昼の食事でもどうだろう、とね」
「あ、もうそんな時間だったのか。私も同席しても良いのか?」
「だから呼びに来たんですよ」
「あはは、ありがとう。ご一緒させていただくよ」
「そうか。では行こう」

 研究所の方へ歩き始めたルナールとトロイメライの後を追うように、シルヴィスも歩いていく。

 海からは、心地良く柔らかい風が吹き始めていた。






――――――――――――――

シルヴィスの能力練習コネタ。

ルナールさん
トロイメライさん
をお借りいたしました(ありがとうございました!)



 

アロウの過去話。



※アロウの独白のみ。
過去?というか、アロウと兄しか出てません。








 ――俺には、6つ年の離れた兄がいた。
 兄弟と言っても異母兄弟、父の後妻である俺の母親は故あって失踪。(と言うのも、血の繋がっていない兄の面倒まで見切れないという自分本意の理由からだったが)
結果、俺は父と兄との三人での暮らしだった。

 幼い頃の俺は、母親が失踪したのは兄のせいだというのを理由に、兄と顔を合わせる事を避けていた。
 しかし、兄はそんな俺にも何度も優しく接してくれていたように思う。俺が毛嫌いしていたというのにも関わらず。
何でそんなに俺に構うのかは、今となっては分からない。俺が理由も聞こうとはしなかったのもあるだろうが、兄貴なりに俺に気を使っていたのかもしれない、と思う。



『アロウ、待ちなさい。汚れた格好のままでは部屋が汚れます』
『うるせーよ、バカナル!お前の言う事なんか聞くか!』

毎度このようなやり取りは日常茶飯事だ。
俺の無作法な行動に、兄であるナルは俺を咎める。

『そう言う物言いは感心しませんね。お友達に嫌われてしまいますよ?』
『お前みてぇにかしこまったしゃべり方なんか出来ねぇし、したくもねぇ』
『そうですね。今の方がアロウらしい。ですがアロウ、世界は広いのです。将来の為に、教養は身に付けておかなければ』

6つも年が離れているせいなのか、当時はナルの物言いが説教にしか聞こえず、俺は無駄に反発していた。
子供には良くあること、子供に見られたくないからが故の反発心だけだ。

『そんなお前みたいな言葉なんか習いたくない』

 我ながら子供じみた反論だった。
それでも、ナルは俺の頭をなでながら、

『気が向いた時で構いませんよ。一緒に覚えていきましょう。ゆっくりと、ね』

そう、優しく諭してくれた。

無骨で乱暴な俺とは対照的に、物腰も柔らかく誰に対しても優しい、温厚なナル。
誰にでも手を差し伸べようとして、損な役回りばかりしていたように思い出せる。
兄弟で何処が似ていたのかと聞かれても、俺の方が聞きたいぐらいだ。



「何でこうなっちまうかねぇ」

 フィーダムデリアの西部に位置する、元アルヴァドール軍基地――現在『聖樹の革命団(ユグドラシル)』本部。
 俺は今この組織に所属している。
 忌々しい『レダ事件』なんてものにより、親父も、ナルも、今まで何の不自由も無く暮らしていた人間達が、あっという間に消えた。
 十年前にそんな悲劇を起こしたにも関わらず、永久機関はまたそれを推進している。

「こういう時、アンタならなんて言うんだろうな」

 無意味に煙草を吹かしながら、今は見ぬ兄を想う。
 以前の自分なら考えようともしなかったことだ。俺らしくない、柄でもない。

 けれど。
ナルが消えて、俺が残った意味を考える。

ただの偶然かもしれない。
けど、それだけじゃ辛すぎる。

「『誰かを護れるような人間になりなさい』……ってか」

いつからか、兄の口調を少しづつ真似するようになった。
 元々敬語なんて使ったこともない俺にしちゃ、馬鹿の一つ覚え。
 これだけで、兄の供養になると思ってはいないけれど。



『いつか、アロウと共に父の跡を継げたら良いですね』
『何で』
『アロウと一緒に街を回りたいだけですよ』
『ばっかじゃねーの、ブラコンかよ』
『はは、そうですね。……、少しだけでも覚えていてもらえると嬉しい。貴方はいつまでも、私の大切な家族だと』



 何故、兄がそんな事を言ったのかは分からない。
 それでも。

「俺でも、アンタみたいな人間になれますか」

 困っている奴に、手を差し伸べられるような人間になれたら。
 アンタの代わりに、この世界を生きていけたら。




 



 

シルヴィス・ディリバース




「誰かの為に力を尽くす。それは悪いことではないはずだ」
「……あぁ、またやってしまった。私も成長しないものだね……」


名前:シルヴィス・ディリバース(Silvis Direverse)
性別:男
年齢:23
身長:171cm
所属:ワルキューレ/戦闘班
一人称:私
二人称:あなた/君


基本は誰に対しても紳士的態度で接することを心掛けている。
だが、無駄に相手に勘違いさせてしまうこともしばしばある様子。
高所恐怖症・怖いものが苦手といった残念さを持ち、暗がりだと男女問わず近くにいる人の後ろに隠れてしまう小心者。

常にコインを持ち歩いており、日常的にもコインを弾いて行く先を決めたりする。
(ご飯のメニューに悩んだり、暇が出来た時間は何するかをコインの裏表で決める)
たまに日常用と能力用のコインを間違えて、無意味に水を被ることがある。
毎度能力を使っては水を被っている為、よく風邪を引く。(現在の成功率は40%)
酒に弱いわけではないのだが、酔うと涙を浮かべながらぼそぼそと泣き言や愚痴を呟きだす。

良家の出身であったが、大学には進まずワルキューレへと所属。
現在は一人暮らしだが、月に一度実家へと顔を出すことを義務付けられている――が、三ヶ月程実家には帰っていない様子。

武器はレイピア。
右の腿部分には小型ナイフも装備している。
やや細身の体格で身軽さを活かして戦う。


能力:ギャンブル・セレクター
専用のコインを弾き、裏と表で武器の効果や大きさ、威力が変わる。
コインを弾く前にどちらかを宣言し、一致した場合は強力な一撃を放てる。
だが一致しなかった場合や、何も言わずにそのコインを弾くと、シルヴィスの頭上に水が降る。
体調が悪い時や弱っている時に使用すれば、大抵外れて水を被る。
【何故水が降ってくるのか?】
異能用のコインには何かしらの意志が宿っており、水を降らせるのはコインの「てめぇ間違えてんじゃねぇよ」という意志の表れらしい。





カレンダー

06 2024/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

フリーエリア

最新コメント

プロフィール

HN:
蒼人
性別:
非公開

バーコード

ブログ内検索

P R